Azure Active Directory からアプリの登録を削除する方法 #JAZUG
デモで使用したディレクトリを削除しようとしたらアプリが登録されていて削除出来ない。アプリを削除しようとしたらボタンが使用不可で削除出来ない。
そんな経験ありませんか?
僕はありました。解決したので紹介します*1。
アプリの登録を削除する方法
通常は、ディレクトリの [アプリの登録] から対象のアプリケーションを選択して [削除] をすると良いです。その時、[削除] ボタンが使用不可になっていたら下記の方法を試してみてください。
種類が Web アプリ/API の場合
- [アプリの登録] 一覧から削除ができない Web アプリ/API のアプリを選択します。
- [設定] を選択し [プロパティ] を選びます。
- [マルチテナント] の設定を [いいえ] にし、保存します。
- [アプリの登録] 一覧にもどり対象のアプリを選択しなおします。
- [マニフェスト] の隣にある [削除] が有効となりますので、削除します。
種類がネイティブの場合
- [アプリの登録] 一覧から削除ができないネイティブのアプリを選択します。
- [マニフェスト] を選択します。
- テキスト エディターが開きますので、以下の行があることを確認します。
"availableToOtherTenants": true,
- この true の箇所を false に変更し、[保存] します。
- [マニフェスト] の隣にある [削除] が有効となりますので、削除します。
原因
アプリの削除ボタンが無効になっている原因としては、一般的には対象のアプリケーションがマルチテナントして構成されていることが考えられます。 マルチテナント アプリケーションの場合、他のテナントからもアプリケーションが利用可能なため、直ちに削除できないようこういった動作となっております。
ちなみにネイティブの場合は [アプリの登録] 時のデフォの状態でマルチテナントになっていて、初学者が軽い気持ちでハローワールドしてたらハマるような気がします。僕はハマりました。
*1:MS のサポートに問い合わせをして教えてもらいました & ブログでの紹介も快諾していただきました。